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2018/06/21 02:04

お仕事中でもプライベートでも、活動している時間は身につけている腕時計。

毎日のように身に着けていても、時計のことって意外に知らなかったりしませんか?

正規品と並行輸入品の違いとは・・・? ムーブメントって・・・? ベゼルってどの部分・・・?

そんな腕時計の基礎知識について、数回に分けてざっくりと解説してみます。

1.ムーブメント

「ムーブメント」とは常に時を刻み続ける腕時計の動力・時計の動作機構(機械部分)のことでは、腕時計の心臓とも言うべき大変重要な部分です。大別すると機械式(手巻き、自動巻き)とクォーツ式に分かれ、様々なメーカーがこのムーブメントの開発に心血を注いできました。

■手巻き式

機械式ムーブメントの基本型で、リューズを巻くと内部のゼンマイが巻き上げられて、さらにそのゼンマイがほどける力で針が進む。
手巻き式には巻き終わりである「巻き止まり」があり、それ以上リューズを回し続けるとゼンマイが切れてしまうことがある。少々デリケートな扱いが必要です。

・手巻き時計が便利だと思うところ
自動巻き時計と同じですが「電池交換の必要がない」。手巻き式もエコですね。
電池交換行く手間がなく、もちろん電池切れもなし。
また毎日決まった時間に巻いてあげることによって、電池式にはない愛着が持てることもあります。

・手巻き時計が不便だと思うところ
クォーツ式と違い、置いておくと止まってしまいます。また手巻き式時計は手動なため、毎日決まった時間に巻いてあげなければいけません。ゼンマイをどこまで巻ききったらいいのか?と思う方もいらっしゃると思いますが、力いっぱい巻けばいい、と言うわけではなく、ゆっくりと大きく巻いてあげるようにしてください。
また巻いていると巻きが固くなってきます。無理して巻いてしまうとゼンマイが切れる恐れもあります。
クォーツ式と違って、置いておくと止まってしまいます。止まってしまったときはリューズを回しゼンマイを巻いてあげなければいけません。また1日に数秒誤差が出ることもあります。時間に細かくこだわる方はクォーツ式が断然おすすめです。あまりせっかちな方は機械式時計をおすすめしません。
 


■自動巻き式

時計の基本構造は手巻きと同じで、内部に半円形の錘(ローター)が組み込まれており錘が回転しゼンマイを巻き上げる。
別名オートマティック(Automatic)とも呼び、時計を装着した腕を振ると、まさに自動的に錘が回転してくれる。

・自動巻き時計が便利だと思うところ
まず何と言っても「電池交換の必要がない」。エコですね。
電池交換行く手間がなく、もちろん電池切れもなし。手巻きと違い、手でゼンマイを巻かなくても、腕に着用しているとまかれるので、仕事で時計を着用する方や毎日着用する方には問題ない時計です。

・自動巻き時計が不便だと思うところ
手巻き式と同様になりますが・・・クォーツ式と違い、置いておくと止まってしまいます。止まってしまったときはリューズを回しゼンマイを巻いてあげなければいけません。また1日に数秒誤差が出ることもあります。
秒単位で生活している人もあまりいないと思いますが、時間にそれも秒までの単位にまでこだわる方はクォーツが断然おすすめです。
 

■クオーツ式

クオーツ式とは、ゼンマイを使わず、電池を動力として動く時計を言います。
1秒間に数万回の振動数を実現する水晶振動を用いています。

・クォーツ時計が便利だと思うところ
まず何と言っても「置いておいても止まらない」。今日着用して2日間着用しないで、また3日後着用して・・・その繰り返しでも止まることなくいつでも時を刻んでくれています。
クォーツ式時計は1本は持っておくと本当に便利です。

・クォーツ時計が不便だと思うところ
もちろん電池が消耗します。電池がなくなると電池交換をしなければ時計は動きません。
よく「時計屋さんに行くのは面倒だから自分で交換したい」と言う意見をたまにお聞きします。しかしご自分で電池交換はしないで時計屋さんにて交換していただくことをおすすめしています。


■ムーブメントについて思うこと
機械式時計は、巻き上げたゼンマイがほどける力を利用した仕組みで、複雑に組み込まれた内部の歯車などを動かすことによって時間を刻みます。細かい多くのパーツが大変に入り組んでおり、製造には技術者の熟練した技が必要となり、それゆえの高価格帯とならざるを得ないと言えます。
現在多くの「高級腕時計」は機械式のムーブメントが採用され、ステータスシンボルとして認知されています。
機械式時計の精度(時刻の正しさ)はテンプと呼ばれる部分の振動数によって決まります。
振動数が高ければ高いほど比例して精度は高くなりますが、様々なメーカーがこの精度向上について今なお研究を続けていますが、機械式時計は日に数秒から数十秒ずれてしまうことが一般的。
対して後述するクォーツ式ムーブメントは、機械式時計よりはるかに高い精度を実現します。さらに機械式時計と違って大量生産が可能。
気軽に、そして日常に寄り添う使い方に向いたムーブメントではないでしょうか。

機械式時計はその機構を腕時計に内蔵するまでに、職人の手技に依るところが大きいです。そのため、生産に時間がかかる、価格が高騰しがちである、というデメリットがあります。また、多くのパーツが精密に組み立てられたうえで成り立っているため、定期的な内部の清掃や部品交換、点検など(オーバーホール)維持コストがかかることも日用品としてはネックとなります。

時計の楽しみ方、選び方は千差万別です。どのような時計の使い方をするかはその生活スタイルによるところも大きいので、もし時計選びに悩まれるときにこの記事が一助になれば幸いと思っております。

「腕時計の基礎知識・豆知識 〜その2〜」では時計各部の名称や機能についてをお届けしようと思います。

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